【忙しいサラリーマンにお勧め! NISAとidecoのお話②】

【忙しいサラリーマンにお勧め! NISAとidecoのお話②】

 

皆さん、こんにちはこんばんは!。FXトレーダーのikeです!

前回はNISAについてお話しましたので今回はidecoについてお話したいと思います!

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※フリー素材(pixabay)

 

 idecoは「individual-type Defined Contribution pension plan」の略で日本語で言うと

 個人型確定拠出年金という制度です。以前はただ「個人型確定拠出年金」という名称でした。

政府が想定していたほどこの制度が広まらなかったせいか、親しみやすいように昨年の秋にidecoと呼び方を変更した経緯があります。

 余談ですが、このidecoがなぜ思ったより広まってなかったかというと証券会社や銀行などが販売に力を入れてなかったという原因もあるようです。

idecoは基本的に定年までの長期投資が前提なので株取引をするように頻繁に売買は行いません。その為、売買手数料を収益としている証券会社などからしてみるとそんなに儲かる商品ではないんですねぇ。

ですが最近はどこの会社さんも販売に力を入れているように見受けられます。

金融庁に販売状況の聞き取り調査をされて怒られたらしいです笑。

 

では、idecoがどんな制度なのか見ていきましょう!

ideco(個人型確定拠出年金)は厚生年金と国民年金の他に自分で掛け金を拠出して投資信託などの金融商品を運用する年金制度の一部です。

加入要件として厚生年金・国民年金に加入しているの20歳以上が条件になっています。

掛金の上限は加入者の職業、加入している年金の種類によって違い、12,000円から最大で68,000円になります。

 

idecoのメリットは3つあります。

①拠出した掛け金が全額所得控除できるため所得税、住民税の節税になる!

たとえば、毎月1万円、年間で12万円をidecoに拠出したとします。

この人の所得税、住民税合わせた税率が30%だとすると下記の節税メリットがあります。

120000×30%=36000円(idecoによる節税額)

ちなみにNISAの掛け金は所得控除にはなりません!、ここがNISAとの大きな違いの一つです。

②運用益に対する税金が非課税!

これはNISAと同じですが、掛け金で購入した金融商品ででた運用益には税金はかかりません。

③掛金を受け取る際は年金として分割で受け取るか、退職所得として一括で受け取るか

掛け金を選択できる!

これは、将来掛け金を受け取る際に分割か一括で受け取るかその時の状況に応じて加入者が選択できます。

しかも!、年金としてなら公的年金等控除を受け、一括(一時金)で受け取るなら退職所得控除という控除を受けれるため、受け取る際の税負担も抑えらるよう出来ています。

所得控除を受けて、運用益も非課税で受け取る時も控除を受けれる非常に優遇された制度です!

 

 もちろんデメリットもありますよ!

それは、途中で解約、出金が出来ないということです。ideco公的年金の上乗せ部分として作られた制度ですので原則的に60歳までは掛け金の出金は出来ません!

NISAは金融商品を売却すれば、出金の制限は無いのでここが大きく違う点ですね。

 

NISAとidecoのメリット、デメリットをまとめました!

NISA

メリット

・投資元本に対する運用益が非課税になる。

・NISA、積立NISA、ジュニアNISAと3つの制度があり、その人に合った利用形態が選択できる。

・ジュニアNISA制度は0歳から利用できるので子供のための資産運用が早い段階で出来る。

・出金に制限がない。

デメリット

・運用益に対する非課税期間が終了するとその時点で含み損が出ていてもロールオーバーで一旦決済しないといけない。

・掛金は所得控除にならない。

・運用で損失が出た場合に来年以降に繰り越しが出来ない。

 

ideco

メリット

・掛金が全額所得控除になり節税になる。

・運用益が非課税になる。

・掛金の受取り方を選択できる。

デメリット

・原則60歳までは出金が出来ない。

 

NISAとidecoが忙しいサラリーマンにお勧めな理由

私がサラリーマンの方にお勧めの理由はNISAもidecoも手間をかけずに節税メリットを受けながら資産運用出来るからです!

株やFXの売買をしていると定期的にチャートチェックや株の銘柄を調べたりパソコンにへばり付いデイトレード!とかをしないといけません。

正直結構時間を取られます。私はそれを仕事としているので大丈夫ですが、本業のあるサラリーマンの方はそこまでできないですよね?

NISAとidecoなら最初は銘柄選択はしないといけませんがその後は毎月引き落としで掛け金を拠出するだけです。

そして何か月に一回利益が大きく出ている商品を売却したりすればいいだけです。

金利息がほぼ付かない今のような状況ではリスクを取って資産運用する!という考え方が必須だと私は思っています。

 

NISAとidecoを組み合わせて手間をかけずに資産運用されてみては如何でしょうか?

 

では!